朱理が亡くなって約9ケ月。
今度は、まろんがピンチになりました(´;ω;`)
【前兆】
何だかおかしいなと思い始めたのは昨年11月くらい。
大食漢だったまろんがカリカリを残すようになったからです。
まろんはアビシニアン成年♂としてはやや大きめ・・・いえ・・・かなり大きめ・・・
はっきり言ってデブでした(´・ω・`)
そのまろんがカリカリを残すなんてあり得ない・・・
ということで、動物病院に連れて行ったところ、「口内炎」との診断でした。
注射をしてもらったところ、また食欲が戻ったようで安心したのですが。
何だか下半身、特に腰のあたりが痩せてきたように思いました。
そしてまた食欲が落ちたので、12月にも病院に連れて行ったのですが。
診察中、暴れ回るほど元気過ぎて・・・
まったく食べてないわけではないなら大丈夫とのこと。
この時も腰骨のところがかなり痩せていたのですが、上半身はお肉たっぷりで、体重は5kg近くあり。
アビシニアン成年♂の平均をかなり超えていたので、心配ないと思われたのかも??
【変調】
ところが。
年が明けて、1月。
食欲がほとんどなくなったまろんが、急激に痩せたのです(..;)
1/10 朝は普通に走っていたのに、夜帰宅すると、明らかに様子が変でした。
後ろ足がうまく動かないようにフラフラとしか歩けないのです。
同居の蘭と喧嘩でもしたのかと思ったけど、怪我をしている風でもなくて。
どう見ても、朝より痩せてる。。。
翌1/11の朝、平日だったけど会社に連絡して、まろんを連れて動物病院へ。
早速血液検査をすると・・・信じられない結果が出ました。
HCT(ヘマトクリット) 10.3%
これは血液の中の赤血球の割合で、猫の正常値は29~45%となっているので。
正常値の1/3??? あり得ない・・・
重度の貧血で、生きてるのが不思議なくらい危険と言われ・・・
輸血をするかどうかの選択を迫られました。
病院にいる「輸血猫」から輸血を受ける方法ですが、拒絶反応などのリスクもあるらしく。
でも、このままでも危険だし・・・
とにかく輸血をしてもらうことに。
最初の血液検査では、肝臓・腎臓その他の内臓機能はすべて正常値で。
異常な数値はただ貧血に関する分だけでした。
【入院】
輸血後そのまま緊急入院に。
そして、数々の検査。
エイズや白血病などのウィルス性の猫の病気はシロ。
レントゲンでは白く丸い影が肝臓のあたりにあるけれど、エコーでは何もなし。
ただ、肝臓に腫瘍などがあれば、肝臓機能の数値に影響があるそうで、それもなし。
まったく原因不明の貧血だけが・・・。
輸血は何度もできないため、次は増血(造血?)ホルモンの投与。
病院ではまったくごはんを食べないらしく、点滴で何とかなってる感じ。
病院は日曜が休みで、食事と見回り以外はひとがいなくなるため、1/15は一時帰宅をお願いしました。
朱理の時も、週末にガクンと元気がなくなったように思ったので。
そっとしておいても大丈夫な猫もいるようですが、うちの猫たちは甘えんぼばかりなので・・・
ささみを茹でて、冷まして、ほぐしてあげると、ほんの少しだけ食べてくれました。
ううう・・・ゴハン食べてくれたのは何日ぶりでしょう・・・
【通院】
うちにいれば少しは食べるということで、1/16より入院から通院に変わりました。
朝9時に病院に預け、点滴をしてもらい、夜19時前にお迎えに行く毎日です。
その間に、レントゲンやエコーや血液検査や増血ホルモンも。
当然、会社は遅刻と早退の毎日でしたが、理解のある職場でヨカッタ。
ちなみに、夜は、リビングの床に布団を敷いて、添い寝です。
1/17の血液検査では、
HCTは12.9%に少しだけ上がっていたけれど。
逆に肝臓機能の数値がすごいことに・・・
GOT(猫の正常値18~51)が、256
GPT( 〃 22~84)が、304
獣医さんのお話では、増血ホルモンが肝臓に負担を与えた可能性もあるけれどとのこと。
でも、原因はわからず・・・。
夜中にゼイゼイと呼吸が苦しそうに。
肺に水がたまっていたらしく、水を抜いてもらうと、少しだけ楽になるようです。
でも自力でまともに歩けず、トイレにも休みながら這っていく感じで・・・
1/20にはかなり元気がなくなり、ゴハンも一口も食べず。
トイレにも歩いて行けず、お布団に寝たままおしっこ。
プライドが傷ついたかも・・・
胸水がたまったりしたので、FIPという不治の病の検査もしてもらったけど、それはシロだったので一安心。
1/21、肝臓機能の数値が悪いので増血ホルモンは中止。
点滴と、肺水を抜くくらいしかできないし、移動にもストレスがかかるので、通院も一日おきにとのこと。
もうそれくらいしかできないので・・・・と、獣医さんもほぼ諦めムード?
毎晩添い寝して、夜中に苦しそうにするまろんの背中をなでてあげたり。
ささみを茹でて、一口でも食べてもらおうと粘ったり。
そんな苦しい毎日が続いていたのですが。
1月の終わり頃、ふと気づくと、まろんがカリカリを食べている???
もしかして・・・食欲でてきたの???
これはチャンスとばかり、あらゆる種類のキャットフードを並べ、何でもイイから食べてね攻撃を!
すると、チャオの「焼ささみ」を人肌に温めたものがお気に召したらしく・・・
何と、焼ささみを2本分いっき喰いしたのです・・・
自分の目を疑いました。
この日から、まろんは、たくさん食べてくれるようになったのです!いったい何が・・・
1/30の血液検査では、HCTが何と21.7%まで回復していました。
ただし体重が減って、約3.1kgに・・・
「食べてるのに体重が減る」のはやっぱりおかしいとのこと。
うーんうーん・・・どうなるんだろう。。。
とりあえず食欲があるのなら点滴はしなくてもいいでしょうとのことで、通院は土曜だけに。
2/4は血液検査はしなかったけど、体重が3.46kgに増えてました。
たかが300gですが・・・猫の300gはすごいことらしいです。 ヨカッタ。
そして。
2/11の血液検査で、わたしは信じられない数値を見ました。
HCT 30.3% (正常値29~45)
GOT 16 (正常値18~51)
GPT 38 (正常値22~84)
体重 3.78kg (アビシニアン成年♂平均3~4.5kg)
すべてが正常な数値で、肉球がぴんくで・・・
椅子に座ったわたしにジャンプで抱きついてきます。
結局原因は不明なままですが。
このまま体調が落ち着いていたら、しばらくは病院にも行かなくていいとのこと。
まろん、奇跡の回復です。
2週間くらい前には、いつ逝ってもおかしくないと覚悟を決めていたのに。
この驚異的な回復はいったいどうしてなのか・・・
朱理や浅葱や王子が、もう少しママの側にいてあげて、と、まろんを助けてくれたのかも。。。
嬉しくてしょうがないのと。
原因不明の貧血で瀕死になっても回復した猫がいることを、他の猫飼いさんにもお知らせしたくて。
長い文章を書いてしまいました。
・・・入院費と輸血代、検査代、点滴代などで約15万円くらいの出費はちと痛かったですがw
まろん、愛してるよ~(´;ω;`)